企業理念の追求


 KUMON行くもん。

 今週、公文教育研究所の本部を見学する機会がありましたので、参加させていただきました。

 テーマは教育のFCではなく「企業理念の追求」

 公文式の始まりは、高校の教師が小学生の息子の算数を教える為に考えたこと。「悪いのは子供ではない」「子供から学ぶ」「もっと良いものは常にある」一見教育理念に見えますが、お客様と主語を読み替えればビジネスもまた然り。

 小さなワークショップがあり、ファシリテーター役をKUMONスタッフのかたが務めて下さいました。

 私が入ったワークグループのなかに学習塾の運営企業からの参加者も見えたのですが、ディスカッションの端々から、追い求めるものの違いが、ハッキリと出てしまうのが感じられました。

 ある程度、事業規模が大きくなってしまうと「大企業病」といわれる症状が出てしまうものですが、創業から半世紀以上、創業者以外へのバトンタッチがあるにも関わらず、KUMONは創業者の「理念」が浸透し磨かれています。

 それが、競合不在の「強い人とビジネスモデル」をつくっているのだと、改めて考えさせられた実のある見学会でした。それでも、自分たちは「まだまだ」です。とスタッフが言い切れる企業。 素晴らしいの一言ですね。