みらいプロジェクト「ソーシャルビジネスセミナー」レポート

5月21日に開催された、ソーシャルビジネスセミナーinあつぎの様子を
NPOあつぎみらい21のメールマガジン「 かながわ Business Network」に寄稿しました。

伊豫田 中小企業診断士事務所が寄稿したビジネスコラム


みらいプロジェクト
「ソーシャルビジネスセミナー」レポート


 

  ・・・プロボノってご存知ですか?

 こんにちは、NPOあつぎみらい21で、みらいプロジェクトを担当する伊豫田です。先日、年度最初のソーシャルビジネスセミナーを、アミューあつぎで開催しました。 テーマは”事例で知る「プロボノ」って何?”でした。

 仕事で培った経験やスキルを、地域のために使うプロボノ活動。ゲストにこの世界のトップランナーであるNPO法人サービスグラントから小林事務局長をお招きし、プロボノについて講演いただきました。

 プロボノを一言で表すと、「大人のための社会科見学」なのだそうです。

 セミナーでは、プロボノやボランティアに興味はあれど、「一歩踏み出す勇気」を持てない方が多い現実について、教えていただきました。

 これにも理由があって、その多くは単に忙しいからではなく、

  ・一度始めると中途半端なことはできない
  ・自分のスキルと地域の課題を結びつけるイメージが湧かない

など、責任感の強さや課題をポジティブに考え過ぎているのが理由だそうです。

 サービスグラントではこれに対し、参加しやすいサイズやボリュームにアレンジすることで、情報発信、業務改善、ファンドレイジング、事業戦略支援など、地域に貢献する団体が抱える課題を、プロボノが活躍する場に変えて提供してきました。

 サービスグラントさんの活動は、ウェブサイトや、フェイスブックページで詳しく説明されています。一度ご覧になってください。役立つ情報や体験できる場が沢山あります。

 セミナーを聞いて、あらためて思ったことは、組織の課題解決は、日ごろ中小企業やスタートアップの支援に携わる、士業や企業OBが集まるみらいプロジェクトのメンバーが、最も得意とする分野だということ。

 我々が携わる相談業務や、専門家派遣の短期的支援スキームは、そのままNPOや市民活動の支援や、プロボノ活動の仕組みづくりに応用できるものだと分かりました。

 これを地域課題を解決するソーシャルビジネス支援に提供していくこと。また、そこにプロボノが参画し活躍する場を作っていくことが、我々の強みを活かした地域貢献になり、我々が団体の理念として掲げる、21世紀にふさわしい「活力あるまち」づくりに繋がることだと感じています。

 サービスグラントが切り開いてきた取り組みに学び、これからも県央地区の地域課題を解決していくために、一歩ずつ前に進んでいきたいですね。

 そのためにも、目の前に課題を持っている人と、それを解決できるスキルを持っている人の出会いの場を定着させること・・・地域で「こんなことしたい」って思ったら、みらいプロジェクトに遊びに来てください。一緒におしゃべりしましょう。

 今日のセミナーが、参加したみなさんや、これを読んでくれている皆さんの新たな一歩に繋がれば幸いです。

 次は6月25日(日)地域活動のしゃべり場、みらいコミュニティです。
 次回の活動でお会いしましょう。

<参考>
NPOサービスグラント ウェブサイト
http://www.servicegrant.or.jp/

みらいプロジェクト「地域活動のしゃべり場 みらいコミュニティ」
http://www.atsugimirai21.org/miraipj/11html/21activity.html#step1