マネジメントシステム運用のコツ

サポートかながわに寄稿しました。

伊豫田 中小企業診断士事務所が寄稿したビジネスコラム


中小企業サポートかながわ第183号 P.11
マネジメントシステム運用のコツ


 

公益財団法人神奈川産業振興センターの機関誌「中小企業サポートかながわ」にコラムを寄稿しました。
中小企業が抱える課題解決のヒントになれば幸いです。

 

 目標管理制度は、組織における縦のラインの強化策のひとつです。

 通常、部門単位で目標を立てる所を、従業員一人ひとりの行動にまで落とし込むことで、組織に対する参加意識を高めて業績につなげていく考え方です。

 またこの制度は、会社の方針に沿った事業活動を円滑にする管理ツールです。もし、顔と名前が一致するような小さな組織や、クリエイティブな働き方を従業員に求めているケースでは、管理強化よりも自主性を引き出す施策が効果を上げる場合もあります。

 こちらの場合は、危機感よりも仕事に対する高揚感を高める事がポイントです。

 優れた耐震設計の建築物も、地盤や基礎に不安があると、その性能を発揮できないのと同じ理由です。
 B社は複数のマネジメントシステムが存在するので、新たな制度設計の前に、経営方針や会社の業界内でのポジションなどを整理し、市場での存在意義と役割を明確にすることで、そこに関わる社員が「何をすべきか」を自答しやすい環境を作りました。

http://www.kipc.or.jp/wp/pdf/support28_06.pdf